保育・教育の現場で活躍する卒業生
子ども、保護者、
そして保育教諭としての自分も
心から毎日楽しめるよう、
さらに努力したい。
※掲載内容は取材時点のものです
前田 奈都子さん
Natsuko Maeda
常磐会短期大学 幼児教育科
2009年3月卒業
大阪府立今宮高等学校 出身
勤務先
学校法人常磐会学園 認定こども園 常磐会短期大学付属
常磐会幼稚園[大阪府大阪市]
昭和2年に開園した歴史ある幼稚園です。平成27年には幼稚園から幼稚園型認定こども園となりました。長い歩みのなかで、子ども主体という方針を大切にしながら、時代にあわせた幼児教育を行っています。常磐会学園大学・常磐会短期大学の学生が実習に来ることもあり、卒業生も多く勤務しています。
授業も行事も、クラスメイトと一緒に
楽しく取り組んだ2年間。
クラス単位で授業が行われ、合唱祭などの行事もクラスメイトと盛り上がれるのが楽しかったです。今もみんな仲がよく、同じ保育の現場で働く大切な仲間です。授業では心理系が面白く、教育心理の学びは、これまでも子どもの気持ちを考えるときに役立ててきました。実習でさまざまな保育の現場を経験しながら、自分らしく働ける道はどこかと模索。ここなら、私らしくのびやかに保育ができると思って、就職先を決めました。
「毎日の登園が楽しい!」と感じられ、自分のことが大好きでいられるように。
子どもに対する思いは今も変わらない。
キャンパスガイド2012にも登場しました!
積み上げた経験を生かし、
子どもの主体性を大切にする試みも。
現在は4歳児を担任しており、勤続15年です。その間に、園が幼稚園から認定こども園になり、幼児だけではなく乳児のクラス担任もしました。幅広い年齢の子どもに対してさまざまな経験を積めたのは、私にとって大きな宝です。昨年、はじめての試みとして、子ども一人ひとりの「やりたいこと」を生活発表会で披露できるよう1年間かけて計画し、実行しました。子どもの主体性にまかせ、長い目で見守れるようになったのも、今までの経験があるからだと思います。
今後も学びつづけ、
子どもと保護者の方が気持ちよく登園できるように。
今までたくさんの子どもと接してきましたが、一人ひとり性格も成長のペースも全然違います。さまざまなケースに対応できるよう、児童福祉をはじめ保育全般において学びを広げ、自身をアップデートしていきたいです。キャリアを積むにつれ、日々の保育以外の業務も広がり、園での責任も大きくなっています。今後は、どのクラスでも子どもが同じ学びを得られて、職員も効率よく業務を行えるよう、保育のカリキュラムの工夫にも取り組みたいです。そして、子どもと保護者の方が毎日気持ちよく登園できるように努めていきます。
未来の後輩へのメッセージ
保育の仕事は、たいへんなこともあるけれど、
子どもと一緒に、1日何回も大笑いできます。
心の底から楽しめるので、
ぜひ一緒にがんばりましょう。
学校法人常磐会学園
認定こども園 常磐会短期大学付属
常磐会幼稚園
園長 大森 智美 先生
子どもの気持ちになって考え、
成長を見出すたびに感動がある。
保育の現場では、毎⽇のように、⼦どもは楽しく遊び、成⻑していきます。ときには、けんかしたり、泣いたり、怒ったりすることも。そのたびに保育者は、⼦どもの気持ちになり、なぜそうなったかを考えます。⼀⼈ひとりの⼦どもを⾒て、変化や⼒を⾒出していくのは楽しく、感動の繰り返し。やればやるほど楽しい仕事です。前⽥先生はキャリアも⻑く、園でも重要な存在。⼊職当時から変わらず、真⾯⽬に⼀⼈ひとりの⼦どもと向き合い、子どもの成長の先を見据えた保育をしてきました。また、これまでに、1歳児から5歳児までの保育を経験し、子どもの育ちのつながりも深く理解しています。常磐会で保育の実践を重ねて学んだ土台があるからこそ、キャリアを充実させることができたのだと思います。