バリバラ・あずみんの「一人一人違ってみんないい。みんなでおしゃべりしよう」 講演会を開催しました。

2024.10.19

イベント

短期大学部

109日、NHK「バリバラ障がい者情報バラエティー」にレギュラー出演されている“あずみん”こと、東佳実さんをお招きして、『一人一人 みんな違って、みんないい。みんなでおしゃべりしよう』をテーマに講演会を開催しました。

あずみんさんは、先天性の捻曲性骨異形成症に加えて、手術中に受けた脊髄損傷の後遺症から、小学校3年生以降は車いすの生活をされています。初めての集団生活は6歳の時。保育所生活最初の日には、子どもたちから「なんで、小っちゃいん?」「赤ちゃんなん?」とまっすぐな質問があったそうです。「小っちゃいけど、みんなと一緒」と答えたというあずみんさん。明るく、強く、しなやかな姿が浮かびます。

脊髄を損傷してからは歩くことができなくなり、生活が大きく変わりました。「落ちた消しゴムでさえ、自分は拾えない」と感じたそうです。いろいろなことを周りの人々に頼らなくてはならなくなり気を遣う毎日。「自分は迷惑をかけているんじゃないか」「私には何ができるんだろう」と自問自答される中で、ピアカウンセラーと出会い「こういう生き方もある」と進む道しるべを得たそうです。

 

現在、重度訪問介護制度を利用しながら、NPO法人で働き、一人暮らしをされています。街で小さな子どもと一緒の親子連れに出会うと、あずみんさんが子どもの目に触れないように、親御さんが間に立つことがある…と仰っていました。「なんで、小っちゃいん?」という投げかけをされては困るのでしょう。でも、間違いなくあずみんさんはそこに生きているのです。子どもは好奇心旺盛で、興味関心のままに目を向けます。その目に向き合ってほしい…とあずみんさんはお話されました。保育者を目指す学生はもちろん、私たちにとっても忘れてはいけないことだと思いました。

「音楽で伝えられることもある」と活動の幅を広げるあずみんさんは、愛用の楽器を演奏され、素敵な声でオリジナル曲も披露してくださいました。1時間半のご講演はあっという間で、たくさんのメッセージをいただきました。「自分らしく生きたいという思いは、障がい者も一緒」「今できないことは、何らかの『壁』があるから。その壁を取り除くという視点が大事」「ここに同じ人はいない。『違い』を認めて、お互いに尊重しあえる社会にしていきましょう」などなど…。自分の生き方を見直さなくては…と強く思うご講演でした。

本件に関するお問い合わせ

常磐会短期大学
人権教育推進委員会事務局
547-0031 大阪市平野区平野南4-6-7
06-6709-3170(代表)

[受付時間]
平 日 9:0017:00/土曜日 9:0013:00

お知らせ一覧へもどる

ARCHIVES