2022年人権週間を前に、11月27日（土）「2022年度人権教育講演会」が3年ぶりに全学生・教職員が一堂に会して開催されました。

講師として、東　小雪（ひがし　こゆき）さん（公認心理師/LGBTアクティビスト/元タカラジェンヌ）をお招きし、「ＬＧＢＴを理解する～日本社会の中でマイノリティであること～」と題してご講演をいただきました。

東さんには、事前に学生のみなさんから寄せられたアンケート「東小雪さんに聞いてみたいこと」をお送りしていました。講演では、それらの質問にも答える形で、LGBTなど性的少数者の立場から、ご自身が体験され、考えてこられた貴重なお話がありました。

冒頭、東さんは「人権って“思いやりの心”とはちょっと違うかな」と心境を語られ、「自分自身が学び続け、常にアップデートしていくことが大切」と指摘されました。多様な経験にさまざまなエピソードを交えたお話のなかで、保育・教育・福祉の分野での活躍が期待されている学生のみなさんは幅広い視野から考え、また多様な子どもたちとのかかわりについてもヒントをいただきました。そして、改めて「自分はどんな存在」で、「自分らしく生きる」とはどういうことなのか、幅広い視野から考える場となりました。

講演の最後に、フロアーから勇気を出して発言してくれた3名の学生に、東さんは丁寧にお答えくださいました。

また講演後にも、直接お話がしたいという学生のみなさんとの面談の時間も設けていただきました。