国際教育専攻
グローバル化が進む社会にあって、保育・教育の現場にも、さまざまな国籍の子どもたちが在籍しています。そうした背景を考え、多文化理解と国際感覚をもつ保育者・教育者を育てます。中学校教諭一種免許状(英語)の取得をめざすこともでき、英語力向上のための英検受験のサポートも行います。
詳しくみる心理・発達支援専攻
保育・教育の現場では、心理面・発達面で支援を必要とする子どもたちに出会うことが必ずあります。一人ひとりの子どもに応じた支援を確かに行っていくためのさまざまな学びが展開されます。支援をするために必要な知識を段階的に学ぶとともに、発達相談センター(仮称)など、実践的に学ぶ場も設ける予定です。
詳しくみる国際教育専攻
学びのポイント
多文化理解・国際感覚を身につけた先生をめざして
確かな英語力と英語の教員としての力を養う
point
1
中学校教諭一種免許状(英語)を取得することで小学校教員採用試験で大きな加点に。
point
2
英語力の向上をめざして英検受験を徹底支援。
(英検対策講座、検定料の支援)
point
3
世界の子ども文化や教育事情を学び、多様な文化的背景を理解する。
Teacher’s
Voice
こども教育学部
教授 昇 慶一
英語力・多文化理解力は、
子ども・保護者とつながるために必要な力。
現代の日本社会には多国籍でさまざまな文化背景をもつ子どもたちが増えています。また、2020年度から、小学校でも英語教育が始まりました。そのため、保育・教育の現場では、英語力や多文化理解力は強く求められています。国際教育専攻では、そうしたニーズに応える学びが展開されます。英語力の発展のため、英検対策講座を開講するほか、費用面もバックアップ。また、ヨーロッパやアジアの子どもの文化を学ぶという科目などもあり、多文化理解へとつなげます。こうした学びは、子ども一人ひとりをしっかり見て、保護者と心を通わせる力にもなります。さまざまなチャレンジの機会を設けていくので、ぜひ飛び込んできてください。
心理・発達支援専攻
学びのポイント
さまざまな特性・障がいのある子どもに
向き合う先生をめざして
現場で求められる、特別支援に対応する力を培う
Teacher’s
Voice
こども教育学部
教授 山崎 徳子
発達に問題を抱える子どもと保護者が
幸せになるために。
保育・教育の現場では、発達に問題を抱える子どもと出会う機会が必ずあります。そうした場合に対応する力は、これからの保育者・教員に強く求められます。子どもと保護者が幸せになるために、どのような支援をしていくべきでしょう? まずは子どもを取り巻く環境を整えること。さらに、その子に向き合い、温かな心で接することで、人格発達にもよい影響があらわれます。人との関わりで、心が育つことを真に理解してください。また、地域の子どもたちの相談事業に参加する機会も設けます。実践の場に加われば、発達支援が必要な子どもへのイメージも変わるはず。長く発達支援について、自分ごとのように考えてきた教員が指導します。ぜひ、一緒に学びましょう。
カリキュラム
2024年度⽣ 履修科⽬
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共通基礎科目
履修基準年 1 2 3 4 教養教育科目 日本国憲法 ● スポーツフィットネス ● 私たちと人権 ● 私たちと文化 ● ボランティア概論 ● 生涯学習論 ● 多文化コミュニケーション論 ● 多文化共生概論 ● 欧米の子ども文化 ● アジアの子ども文化 ● ウェルネスの化学 ● 介護概論 ● カウンセリング実務論Ⅰ ● 防災・災害論 ● コミュニケーション基礎 ● こども学 ● 地域学習論 ● 情報メディア論 ● 情報社会と倫理 ● 情報課目 情報基礎演習Ⅰ ● 情報基礎演習Ⅱ ● プレゼンテーション演習 ● ウェブデザイン演習 ● マルチメディア演習 ● 情報モラルと情報セキュリティ ● 履修基準年 1 2 3 4 英語課目 英語Ⅰ ● 英語Ⅱ ● 英語Ⅲ ● 英語Ⅳ ● 実用英語 ● 第二外国語科目 韓国語Ⅰ ● 韓国語Ⅱ ● 韓国語ⅢA ● 韓国語ⅢB ● 中国語Ⅰ ● 中国語Ⅱ ● 中国語ⅢA ● 中国語ⅢB ● スペイン語Ⅰ ● スペイン語Ⅱ ● スペイン語ⅢA ● スペイン語ⅢB ● 専門教育科目
履修基準年 1 2 3 4 専門基礎科目 小学国語(書写を含む) ● 言語表現法 ● 社会 ● くらしと社会 ● 算数 ● くらしと数 ● 理科 ● 人類と科学 ● 生活 ● 子どもの文化と遊び ● 音楽基礎演習 ● 音楽表現(歌唱) ● 音楽表現(器楽合奏) ● 図画工作Ⅰ ● 図画工作Ⅱ ● 家庭 ● 衣食住の科学 ● 体育 ● 身体表現 ● 小学英語 ● 幼児と健康 ● 幼児と人間関係 ● 幼児と環境 ● 幼児と言葉 ● 幼児と音楽表現 ● 幼児と造形表現 ● 中学英語 ● 英語音声学 ● コミュニケーション英文法 ● 英語学概論 ● 英文法研究 ● 英語学演習 ● 英語文学史 ● 英語文学講読 ● ベーシック・イングリッシュ・カンヴァセーション ● アクティヴコミュニケーション ● 英語コミュニケーション概論 ● 英語スピーチ・プレゼンテーション ● 異文化間コミュニケーション ● 国語科教育法(書写を含む) ● 社会科教育法 ● 算数科教育法 ● 理科教育法 ● 生活科教育法 ● 家庭科教育法 ● 小学英語科教育法 ● 音楽科教育法 ● 図画工作科教育法 ● 履修基準年 1 2 3 4 専門基礎科目 体育科教育法 ● 中学教科教育法Ⅰ(英語) ● 中学教科教育法Ⅱ(英語) ● 中学教科教育法Ⅲ(英語) ● 中学教科教育法Ⅳ(英語) ● 保育内容総論 ● 保育内容研究 ● 保育内容(健康) ● 保育内容(人間関係) ● 保育内容(環境) ● 保育内容(言葉) ● 保育内容(表現Ⅰ) ● 保育内容(表現Ⅱ) ● 教職入門 ● 教育原理 ● 教育史 ● 教育心理学 ● 特別支援教育論 ● 教育制度論 ● 教育課程総論 ● 幼児教育課程論 ● 道徳の教育法 ● 教育の方法・技術(ICT活用の理論及び実践を含む) ● 総合的な学習の時間の指導 ● 特別活動の教育法 ● 生徒・進路指導論 ● 保育方法論 ● 学校教育相談 ● 幼児理解 ● 保育の計画と評価 ● 保育の心理学 ● 子どもの理解と援助 ● 社会福祉 ● 子育て支援 ● 子ども家庭福祉 ● 保育原理 ● 社会的養護Ⅰ ● 保育者論 ● 子どもの保健 ● 子どもの健康と安全 ● 子どもの食と栄養 ● 子ども家庭支援論 ● 乳児保育講義 ● 乳児保育演習 ● 障害児保育Ⅰ ● 障害児保育Ⅱ ● 社会的養護Ⅱ ● 子ども家庭支援の心理学 ● 専門教育科目
履修基準年 1 2 3 4 専門応用科目 総合演習教職Ⅰ ● 総合演習教職Ⅱ ● 教職実践演習 ● 幼児英語教材研究 ● 幼児英語実践論 ● 道徳 ● 学校ICT活用 ● 保育のICT活用 ● 学校経営と学校図書館 ● 学校図書館メディアの構成 ● 学習指導と学校図書館 ● グローバル教育概論 ● 世界の教育事情 ● 国際社会関係論 ● 開発政策と教育の動向 ● 教育社会学 ● 時事英語研究 ● リーディング・フォー・コミュニケーション ● リスニング・フォー・コミュニケーション ● エフェクティヴ・スピーキング ● エフェクティヴ・ライティング ● インテグレイティド・コミュニケーション・スキルズ ● 最新英語国事情 ● 児童文学研究 ● 履修基準年 1 2 3 4 専門応用科目 環境教育の指導法 ● 学校の危機管理 ● 読書と豊かな人間性 ● 国際理解教育論 ● 特別支援教育の指導 ● 交流教育の指導 ● あそびの指導 ● 絵本の指導 ● 子どもの生活と権利 ● 小中連携教育研究 ● 幼小連携教育研究 ● 子育て支援研究 ● 総合演習保育Ⅰ ● 総合演習保育Ⅱ ● 保育実践演習 ● 保育表現指導 ● 多文化保育研究 ● こども音楽療育概論 ● 障害児保育研究 ● カウンセリング実務演習Ⅰ ● カウンセリング実務演習Ⅱ ● ボランティア演習 ● ボランティア実習 ● こども音楽療育実習 ● 実習科目
履修基準年 1 2 3 4 介護体験実習 ● 保育実習指導Ⅰ ● 保育実習Ⅰ ● 保育実習指導Ⅱ ● 保育実習Ⅱ ● 保育実習指導Ⅲ ● 保育実習Ⅲ ● 教育実習事前・事後指導(幼小) ● 教育実習事前・事後指導(中) ● 教育実習(幼小) ● 教育実習(中) ● 演習科目
履修基準年 1 2 3 4 基礎演習Ⅰ ● 基礎演習Ⅱ ● 専門演習Ⅰ(卒業論文を含む) ● 専門演習Ⅱ(卒業論文を含む) ● 学外研修 ●
教員紹介
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01
アレックス・M・林
- 英語スピーチ・
プレゼンテーション - 英語の基礎的な会話の技術と能力の習得をめざします。英会話に必要な文章表現を考え、英文の構成能力を伸ばすことで、堂々と伝えていく力を身につけます。
- 英語スピーチ・
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02
井上 敏孝
- 社会科教育法
- 小学校の社会科を教えるための技術を、実践的に学びます。子どもがワクワクする授業づくりを学び、社会イコール暗記科目というイメージを取り払います。
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03
植原 和彦
- 学校経営と学校図書館
- 学校図書館の学校教育における位置づけと重要性について理解し、活用を促進します。学校教育目標を実現するための計画を立てプレゼンテーションします。
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04
大隅 敏明
- 情報基礎演習Ⅰ
- パソコンを使って、大学生活・社会生活で必要な文章作成能力を育成。毎回、学生同士で相談し合いながら課題に取り組むことで、考える力とコミュニケーション力を養います。
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05
大森 彰
- 教員採用試験
面接試験指導 - 教員採用試験の面接試験の指導を通して、自分に自信のないあなたを「ええ先生」に育てます。学生のよさを引き出し、教師としての資質を磨きます。
- 教員採用試験
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06
岡 美佳
- 読書と豊かな人間性
- 文化を次世代に手渡す媒体である「書籍」の意義と子どもたちに伝える方法を考えます。毎年、テーマに沿って本を紹介するブックトークの企画も実施しています。
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07
加藤 達雄
- 体育科教育法
- 小学校教科の「体育」の指導法を学びます。模擬授業を行い、学生一人ひとりが子どもにどのように指示していくかを、動きながら覚えていきます。
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08
坂口 靜子
- 保育方法論
- 保育をするうえで、遊び、生活、人との関わりなど、子どもが育つさまざまな場面での、基本的な援助の方法を、実際のエピソードにふれて具体的に学びます。
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09
笠川 武史
- 保育内容(表現Ⅱ)
- 表現活動を通じて子どもの豊かな感性を育てるため、子どもの造形活動について理論的に理解を深め、実践的に学んでいきます。
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10
佐谷 力
- 学校教育相談
- 子ども理解と保護者の信頼関係づくりのため、実際に生かせる知識と力を育てます。教育の現場での事例対応を、ロールプレイや話し合いのなかで楽しく学びます。
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11
清水 里美
- 教育心理学
- ひとの発達過程や学習、記憶、動機づけなど、教育者として必要な心理学を学びます。アクティブ・ラーニングを重視し、五感を使って知識を定着させます。
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12
白川 晴美
- 保育の計画と評価
- 保育所(園)、幼稚園、認定こども園における、教育・保育の計画を学びます。グループで計画立案、部分指導案を発表し、保育の引き出しを増やします。
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13
中村 哲也
- 生活科教育法
- 小学校1・2年生で学ぶ「生活科」の指導法と理論を学んでいきます。授業で使う教科書を使い、強化のねらいを理解し、楽しく学べる授業展開を考えます。
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14
西川 崇
- 特別支援教育の指導
- 通常学級にいる特別な教育的支援を必要とする子どもへの指導、ユニバーサルデザインの視点を取り入れた授業・学級経営を中心に理解を深めます。
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15
野口 佳子
- 障害児保育Ⅰ
- まずは、さまざまな障がいの特性を理解。具体的な事例を通し、ロールプレイなどを交えて障がい児への支援方法を考える力をつけます。
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16
昇 慶一
- 社会的養護Ⅰ
- 児童福祉施設や里親制度の仕組み、そうした環境で暮らす子どもについて、具体的な事例をもとに、グループワークで学んでいきます。
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17
ビル・ロッケンバッハ
- 英語Ⅰ
- アットホームな雰囲気のなか、どこでもすぐ使える英語を習得。ペアやグループワークの時間が多く、友達の輪も広がります。Let‘s learn and enjoy English!
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18
丸井 理恵
- 音楽表現(器楽合奏)
- 音楽基礎演習、音楽表現(歌唱)で習得した音楽の基礎知識をさらに応用発展。子どもたちの音楽活動の援助のため、楽器演奏や声を用いた実技演習で学びます。
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19
山崎 徳子
- 保育の心理学
- 子どもの「発達」を人と人との関係性から読み解き、その理論の検討を、保育・教育の現場の問題と結びつけて行います。発達心理学の基礎と呼べる学びです。
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20
山本 元子
- コミュニケーション
英文法 - 中学・高校の英語の総復習程度のレベルで、大学教科書を使いながら、英語の4技能(聞く・話す・読む・書く)のバランスに配慮して授業を進めます。
- コミュニケーション
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21
吉田 健
- 情報メディア論
- コンピューターやスマートフォン、テレビやラジオなど、ICT機器やマスメディアの誕生から特性を知り、それら情報メディアの影響力についても考えます。
アレックス・M・林
英語スピーチ・プレゼンテーション
子どもの前で堂々とスピーチできるよう
英語の発音や文章構成力も高める。
英語の基礎的な会話の技術と能力の習得をめざし、英会話に必要な文章表現を考え、英文の構成能力を伸ばします。具体的には、英語の自己紹介から、クラスのこと、地域社会のことなどを英語で解説することを通して、発音クリニック→ネイティブの発音にアプローチ、ヒアリングとスピーキングの能力を高めていきます。また、スピーチ原稿を作り、クラスの前で英語スピーチ・プレゼンテーションを何度もトライします。保育・教育の現場で活躍する保育者・教員として、ものおじせず堂々と伝えていく力を身につけます。
中村 哲也
生活科教育法
教科書をしっかりと理解し
楽しい授業展開ができるよう学ぶ。
小学校1・2年生で学ぶ「生活科」の指導法と理論を学んでいきます。授業で使う教科書を使って教科のねらいを理解し、実際に自然とふれ合ったり、おもちゃを作ったりして、実践を交えて授業展開を考えます。授業の動画を見て、グループでアイデアを出し合う学びも。また、子どもが興味をもてるような、授業導入のパターンも増やしていきます。
坂口 靜子
保育方法論
実際のエピソードにふれて
グループで保育を考えていく。
保育をするうえで、遊び、生活、人との関わりなど、子どもが育つさまざまな場面での、基本的な援助の方法を学びます。幼児の活動を動画で見て、その行動についてグループで話し合いを深めるなどで、具体的な保育の方法について理解を深めるとともに、保育者として大切な協力し合う力やコミュニケーション力も身につけていきます。
笠川 武史
保育内容(表現Ⅱ)
子どもの豊かな感性を育てる
造形を理論と実践で学ぶ。
表現活動を通して子どもの豊かな感性を育てるため、子どもの造形活動について理論的に理解を深め、実践的に学んでいきます。造形遊びを中心に、子どもの目線に立って作品制作を行い、保育者としての自己表現力を高めます。また、保育指導案作成のために必要な、自身の感性も高めていきます。
井上 敏孝
社会科教育法
社会への苦手意識を取り払い、
ワクワクする授業づくりを考える。
小学校の社会科を教えるための技術を、実践的に学びます。プリントなどの教材づくりのほか、地球儀を作って地図と見比べたり、都道府県をカルタで覚えたりとユニークな取り組みも。子どもがワクワクする授業づくりを学び、社会イコール暗記科目というイメージを取り払います。アクティブ・ラーニングの実践や、ICTの活用も取り入れます。