充実した実習で、
保育・教育の現場で生きる実践力を高める
実際の保育・教育の現場で、複数回の実習を経験することで、将来に役立つ力を身につけます。実習前後にもしっかりとした指導とサポートがあり、安心して実習に行くことができます。
常磐会独自のネットワーク
授業・実習・研究を通じて、
学生一人ひとりの力と自信を培います。
本学の強みのひとつに、多くの卒業生が支える保育・教育現場のネットワークがあります。園長・主任の先生方をはじめ、保育・教育の現場で活躍する先輩がいるので、実習においても安心感があるはず。また、3つの付属園があり、教員も幼児教育と密に関わりながら、研究・実践したことを授業のなかで伝えていきます。授業・実習・研究を通じて、学生一人ひとりの力と自信を培っていきます。
1
実習前後の徹底した指導
実習前の授業では、実習日誌の書き方や保育計画の立て方などをしっかりと学びます。実習後は、園からの評価をもとに実習での成果や反省点についてグループディスカッション。個々の課題や目標が明確になり、実習を重ねることでステップアップしていきます。
2
独自の実習プログラムと安心できる実習先
段階を踏みながら着実に実践力を身につけられるよう、独自の実習プログラムを用意。はじめての実習から安心して取り組むことができます。また、保育所(園)や幼稚園、認定こども園、小・中学校、福祉施設など、実習の協力先は300ヵ所以上。すべての学生に対して実習先を適切に配当します。本学の卒業生が園長や主任、クラス担任として勤務している場合も多く、「将来の自分」について実感をもって学べます。
3
3つの付属園
本学には大阪市、堺市、茨木市に3つの付属園があり、それぞれの地域に根づいた保育を展開しています。 付属園は実習や有償ボランティアの受け入れ先であるだけではなく、本学の教員が研究を行う場でもあります。 付属園と連携した独自の体制で、質の高い保育者を育成します。
実習の流れ
すべての実習において、保育・教育の現場経験のある教員が、
実習指導を担当します。
Step
1
事前指導(授業)
本学の教員や現職の先生から保育の現場で必要な知識や課題、実習記録の意義について学び、理解します。
Step
2
実習
オリエンテーション
実習における一般的な心得を学び、実習準備や事前・事後訪問に伴う手続きなどを理解します。
Step
3
実 習
観察・参加実習や指導計画を立て、保育にあたる責任実習など、学年に応じた実習を経験します。
Step
4
事後指導(授業)
それぞれの実習を振り返って反省と自己評価を行い、今後の課題を明確化して、 保育者・教員としての資質の向上をめざします。
実習スケジュール
保育・教育の現場で、複数回の実習を経験することで、
将来に役立つ力を身につけます。
こども教育学部
- 保育実習
- 保育所(園)
認定こども園
福祉施設 - 教育実習
- 幼稚園
認定こども園 - 保育実習
- 小学校
- 教育実習
- 中学校
- 施設実習
- 乳児院
児童養護施設
障がい福祉サービス事業所など
Teacher’s
Voice
こども教育学部
准教授 坂⼝ 靜⼦
実習を体験し、仲間と共有して、
新たな視点を養う。
保育実習、教育実習、施設実習は、それぞれ働き方も子どもとの関わり方も異なります。事前指導で学ぶほかにも、ボランティアに参加し、保育・教育・施設の現場を知ることから始めましょう。実習後は、一人ひとりが実習体験を発表、仲間と共有して、さまざまな保育、教育への視点を養います。すべての実習を終えた学生は、責任感が増し、見違えるほどの成長を遂げています。
Student’s Voice
教育実習〈小学校〉
3回生後期に6年生クラスを担当
子どもの理解が深まるよう工夫し、
成果が見られて、達成感がありました。
教育実習の3日目から授業を担当。大学の事前指導で指導案づくりや模擬授業を重ねたことが役立ちましたが、実際に子どもを目の前にするとさまざまな課題が生まれました。授業内容が「分からない」と言われることもあったので、配布するプリントを工夫し、分からないところがあった子は休み時間にサポート。その後、テストの点数が上がった子どもがいてうれしかったです。今後も、子どもの思いに寄り添っていきたいです。
こども教育学部(現:常磐会学園⼤学)
4回生/松川 倭 さん
兵庫県立尼崎小田高等学校 出身
Student’s Voice
教育実習〈幼稚園〉
4回生後期に5歳児クラスを担当
クラス全員を見ることや、トラブル時の判断
など今後の課題に向き合い、理想の先生に。
責任実習では、新聞紙を使ったゲームをしたり、大学の演習で制作した紙のおもちゃで遊んだりと、大学の学びが生かされました。子どもたちの素直な反応はうれしく、やりがいがありましたが、クラス全員に目を行き届かせるむずかしさも痛感。子どもにもっと関わり、信頼関係を築かなくてはと思いました。けんかなどのトラブル時のとっさの判断もまだまだと思ったので、経験を積み、理想の先生に近づきたいです。
こども教育学部(現:常磐会学園⼤学)
4回生/乾 仁美 さん
大阪府立高石高等学校 出身
Student’s Voice
保育実習〈保育所(園)〉
3回生後期に4歳児を担当
保育指導案を立てて実施するなど、
授業で学んだことを生かせました。
責任実習では、かけっこの境界線を子どもたちが理解できるよう、なわとびで島を作って遊ぶ保育指導案を立てて実行。子どもたちも楽しんでくれました。クラスには発達に遅れがある子もいたのですが、授業で学んだ発達障がい児への支援の仕方を生かせました。多様な子どもとの関わり方を考えるいい機会でした。実習のなかで、成功したことや今後の課題を見つめなおし、自分なりの保育をしていきたいです。
こども教育学部(現:常磐会学園⼤学)
3回生/松田 琉羽佳 さん
大阪府立藤井寺高等学校 出身
Student’s Voice
保育実習〈福祉施設〉
2回生後期と3回生後期に児童養護施設
職員の方がメリハリをもって
子どもを指導する姿に共感しました。
児童養護施設の実習は2回経験。子どもと一緒に生活し、身のまわりの世話をするなかで、職員の方が小さなことでも子どもを褒め、反面、悪いことはきちんと叱っている姿に共感しました。私自身も、子ども一人ひとりが抱える複雑な背景を理解し、大切に接するように努めたところ、親しんでくれてうれしかったです。この経験から、施設での就職を志望するようになりました。
こども教育学部(現:常磐会学園⼤学)
3回生/西村 陽太 さん
上宮高等学校 出身
短期大学部
- 保育実習
- 保育所(園)
認定こども園
福祉施設 - 教育実習
- 幼稚園
認定こども園 - 施設実習
- 乳児院
児童養護施設
障がい福祉サービス事業所など
Teacher’s
Voice
短期大学部
准教授 山田 薫
5回の実習経験で、保育のよろこびを知り、
自信を培う。
短期大学部では、保育所(園)、幼稚園、認定こども園、福祉施設で計5回の実習を経験。観察・参加実習から責任実習へと段階的に力をつけていきます。多くの学生が不安に感じる日誌についても、事前指導で動画を使って記入方法を学ぶ機会があります。子どもと関わり、育ちを支える経験をすれば、保育のよろこびを感じ、自信もつくはずです。実習を終えてからの授業では、保育・幼児教育への理解がさらに深まります。
実習生の1日
IMAGE MOVIE
※本学付属幼稚園での実習例となります
※本学付属幼稚園での実習例となります
8:45
子どもたち登園
実習は8時ごろから始まります。実習用の服に着替え、実習記録を提出。保育準備を済ませ、子どもたちを笑顔で迎えます。
9:00
外遊び
子どもたちは朝の集いに参加した後、好きな遊びを見つけて遊びます。 保育補助として子どもたちを見守りながら一緒に遊び、保育に参加します。
11:30
みんなで昼食
午前の遊びの片づけをしたら、みんなで昼食準備。 手洗い・うがいをして、できるだけ楽しく完食できるように励まします。
13:30
室内遊び
部分実習や責任実習では、担当の先生からのアドバイスをもとに、絵本の読み聞かせや手遊びなど、自分で計画を立て実践に取り組みます。
14:30
子どもたち降園
帰りの支度をしてお迎えの保護者が来られたら降園します。 明日も元気に登園できるように、笑顔で一人ひとりにさよならを言います。
15:00
掃除・打ち合わせ
反省会
降園後は掃除や翌日の保育準備。 指導担当の先生との反省会では子どもたちへの関わり方や環境構成などの指導を受け、その日の実習内容について整理します。
Student’s Voice
子どもの発達は一人ひとり違うからこそ
それぞれに寄り添うことが大切と知った。
事前指導で指導案の書き方を学び、安心して実習に行けました。実習中、なかなか心を開いてくれない子どももいましたが、毎日声かけし、最後には楽しく一緒にごはんを食べるまでになれました。保育園も幼稚園も実習に行き、毎回絵本の読み聞かせをしていますが、少しずつ上達できている実感があります。授業や実習を通して、子どもの発達は多様だと分かったので、一人ひとりをしっかり見て、寄り添った保育をしていきたいです。
短期⼤学部(現:常磐会短期⼤学)
2回生/小寺 愛美 さん
大阪府立久米田高等学校 出身