子どもの心に寄り添い、子どもの声を聞ける保育者を養成します。乳幼児教育における実績をもとに、一人ひとりが、保育・幼児教育の知識・スキル、そして心がまえを備えていきます。学生一人ひとりが自分らしく学べるよう、2年コース、3年コース(長期履修制度)を設置。ていねいな実習指導、ボランティアの機会もあり、保育者として自信を培うことができます。
アドミッション・ポリシー
(入学者受け入れの方針)
本学は、豊かな情操を具え、高い知性と教養を身につけ、保育者としての高い資質を有する人材の育成を教育目的としています。 従って、次のような姿勢で修学できる学生を求めています。
本学の教育目的を理解し、教育課程に沿って学習に励み、自己研鑽に努めることができる。
ひとに対して思いをめぐらせることができる心をもち、保育者としての責任と使命感をもって乳幼児の心身の健やかな成長を扶けることを目的としていること。
社会の一員であることを自覚し、その責任を果たすために、幅広い教養やコミュニケーション能力などの基礎能力と保育者としての専門的知識・能力を培うことができる。
本学の修学に必要な高等学校等における基礎的な学力を有していること。また、保育者としての専門的な技能として、音楽(歌唱、演奏)表現・造形表現・身体(運動)表現の習熟に必要な基礎的な知識・技能を備えていること。
修学に支障をきたさないように健康管理ができること。
カリキュラム・ポリシー
(教育課程編成・実施の方針)
- 人 権
- 市民として、保育・教育・福祉に携わる者として求められる人権力の育成を目的とした科目を置く。
- リテラシー
- 言葉や情報技術を用いてコミュニケーションや情報発信ができる力の育成を目的とした科目を置く。
- 保育・教育・福祉の理念
- 保育・教育・福祉の基本概念と理念を理解することを目的とした科目を置く。
- 保育・教育・福祉の実践A
- 保育・教育・福祉の方法の基礎を身につけ、自ら実践する力の育成を目的とした科目を置く。
- 保育・教育・福祉の実践B
- 保育・教育・福祉の対象に即した援助の方法を理解し、実践できる力の育成を目的とした科目を置く。
- 心と体
- 子どもの心身のありようと発達を理解し、適切な関わりを身につけることを目的とした科目を置く。
- 保育内容と
カリキュラムマネジメント - 保育内容についての知見を深めるとともに、乳幼児期にふさわしい保育を組み立て、適切な関わりができる力の育成を目的とした科目を置く。
- 表現と運動
- 豊かな実技力と運動能力を身につけ、子どもの表現活動・運動への指導・援助ができる力の育成を目的とした科目を置く。
ディプロマ・ポリシー
(卒業認定・学位授与の方針)
本学の教育方針に基づき、本学の定める授業科目及び所定の単位数を修得し、次のような資質を備えた学生に対して、卒業を認定し短期大学士の学位を授与します。
社会生活に必要な知識を身につけ、理解している。
自己・他者・社会への関心を持ち、教養を備えた人間として、生涯を通じて学び続ける姿勢と、社会・環境に働きかける意欲を持つ。
自ら、あるいは他者との協同の上で設定した課題について、学問領域の研究方法を用いて、分析し考察することができる。
体得した技術・技能を用いて、口頭あるいは文章によって論理的に表現することができる。
人権感覚を身につけ、自らの義務を着実に果たし、知識や能力を活かして、社会に貢献できる。
独自のメソッド
個性を⽣かせる体験型の学びで、
乳幼児教育のスペシャリストを育成
半世紀以上にわたって乳幼児教育に⼒を注いできたその⻑い歴史のなかで、即戦⼒の保育者となるための知識やスキルを修得できる独⾃のカリキュラムを構築してきました。保育の現場経験豊富な教員と体験型の授業や実習を通して豊かな⼈間性も育みます。
基礎教育科目
社会人として必要不可欠な
感性と教養を学ぶ
「子ども」や「保育」を見据えながら、社会人として必要不可欠なより幅広い教養を身につけていきます。学ぶ喜びを感じ、学びの技法に触れながら、社会人としての基礎を築きます。
保育関連科目
子どもの成長を
第一に考えた専門知識を学ぶ
子どもの発達、保育や教育の理念・内容・方法・社会的養護に関すること、子どもの健康に関わることなど、保育士・幼稚園教諭・保育教諭・福祉施設職員に求められる専門知識を学んでいきます。子どもにとって最も良いことは何かを見据えながら、専門知識を学びます。
実技科目
三層構造(3ステップ⽅式)で
実技力向上をめざす
音楽・美術・体育等の実技科目は、経験によって得意・不得意が出やすいもの。大阪常磐会大学短期大学部の実技科目は、基本となる必修科目の他に、基礎的な力をつける入門科目と、発展的な力をつける実践科目を置いた三層構造。一人ひとりの得意・不得意に応じた実技力育成を行っています。
実習・演習科目
保育の現場で求められる
実践力を高める
社会人としての基礎力、保育者に求められる専門知識と実技力、これまで積み上げてきた力を、実習や演習の機会を通じて、保育実践の場で生かせる力へと高めていきます。
取得可能な資格・免許
保育の現場で役⽴つ知識と教養、
そして卒業と同時に資格・免許を⼿に⼊れて即戦⼒の保育者へ
卒業と同時に取得可能な資格と免許
- 保育士資格
- 幼稚園教諭二種免許状
- 社会福祉主事任用資格
- 准学校心理士
※2年コース、3年コース(⻑期履修制度)共通
めざせる職業・就職先
必要な資格と免許を備え、保育の専⾨職へ
学⽣それぞれの希望する就職先に対し、必要な資格と免許を備え、かつ即戦⼒となりうる実践⼒を養う教育プログラムは、保育の現場からも⾼い評価と信頼を得ており、⼀般企業への就職などを除いた保育の専⾨職に対しての就職率は98.6.%(2024年3⽉31⽇現在)、またそのほとんどが正規雇⽤(97.1%)での採⽤となっています。
めざせる職業 | 主な就職先 | 短期大学部で取得可能な資格・免許 |
---|---|---|
保育士 | 保育所(園)、福祉施設 | 保育士資格 |
幼稚園教諭 | 幼稚園 | 幼稚園教諭二種免許状 |
保育教諭 | 認定こども園 | 保育士資格 + 幼稚園教諭二種免許状※1 |
※1)保育士資格と幼稚園教諭免許状の両方が必要です
実 習
卒業までに⾏う全5回の実習を、
保育の現場に精通した教員が強⼒にサポート。
授業で学んできたことを実践を通して⾝につけます。
学んだことを保育の現場で実際に体験できる実習。短期⼤学部では保育所(園)、幼稚園、認定こども園、福祉施設など環境を変えて卒業までに全5回の実習を⾏います。実習は保育の現場に息づく保育プログラムを、直に肌で感じとることができる貴重な機会です。保育の現場経験豊富な教員が実習指導において⼼構えの⾯からもしっかりとサポートしていきます。また実習に⾄るまでのガイダンスや付属園でのプレ実習、実習期間中のフォロー、実習後の反省と振り返りといったきめ細やかな指導で、⻑期的な視点から実習を有意義なものにしていく体制を整えています。
常磐会の実習プログラムを詳しくみる
入学前教育
01ピアノ演奏法講習
不安を抱く人が多いピアノ。入学前に、本学が定めたレベルをクリアできるよう、初心者を対象に無料でピアノ講習を行います。一人ひとりのピアノ進度(レベル)を確認することからスタートするので安心して参加できます。入学前でも、学内にある「ピアノ個人練習室」(全28室)を利用できます。
check!
入学後希望する方へ「折り畳み式電子ピアノ」の貸し出しを行っています。
※台数には限りがあります
※貸し出しは一時的なものとなります
Teacher’s
Voice
短期大学部
准教授 小谷 朋子
初心者でも大丈夫!
ピアノへの向き合い方から指導していきます。
子どもの感性を育てる乳幼児教育に、音楽は欠かせないもの。そのため、保育者にはピアノの技術が求められます。常磐会には、毎年、ピアノ初心者も多く入学されますが、まずは入学前教育でピアノへ向かう姿勢・座り方から学び、入学時には全員基礎的な音符の読み方をマスターしている状態からスタート。入学後も、教員同士で一人ひとりの学生のピアノ進度を共有し、指導します。確かなサポートと学びやすいカリキュラムのもと、不安があってもしっかりと受け止めるので、一緒に学んでいきましょう。
02常磐会の歩き方
保育の体験などグループで協力し合って行う体験プログラム。リラックスした雰囲気のグループワークで、友だちづくりのきっかけになります。 4月から保育者をめざして学ぶための基礎学力を身につけて、入学後の学習につながるようにします。
⼊学前教育「常磐会の歩き⽅」
参加者アンケート
※結果は2024年3月の内容になります
サポート紹介
一人ひとりが学びやすいようバックアップ
クラス・チューター制
1クラス最大30名程度で、原則的にクラス替えなしに同じメンバーで2年間または3年間を過ごします。クラス単位で授業の多くや行事を通して、クラスメイトとの信頼や絆が生まれやすく、チームワークも深まります。
また、1クラスごとに2~3名のチューター教員が連携し、一人ひとりの学生の個性や状況を理解したうえで、個別指導・支援と、互いを認め合えるクラス集団づくりをサポート。チューター教員とは個別面談、ホームルーム、「基礎演習」の授業などで日常的に交流できます。
オフィスアワー
すべての専任教員は、学生からの相談に応じる時間として「オフィスアワー」を設けており、その時間帯は予約なしで研究室を訪ねて相談することができます。
Teacher’s
Voice
短期大学部
准教授 久保 葉子
「人に寄り添える人」を育てるため、
教員が思いをしっかり受け止めます。
常磐会では、社会人基礎力・保育実践力を高めるなかで、学生と教員のコミュニケーションを大切にしています。自分の思いが話せる場は心地のよいものです。社会に出る前の最後の学生生活のなかで、学生が心地よく毎日を過ごし、自分らしく学んでいけるような環境を用意しています。そこにあるのは、教員の「人に寄り添える人であってほしい」という思い。人に対する優しさや思いやりを感じることで、自信をもって自立できるよう、教員は寄り添っていきます。
子どもは大好き。
でも人前で話すのは苦手。
こんな私でも先生になれますか?
「苦手」も個性のひとつ、そのままのあなたで大丈夫です。大阪常磐会大学短期大学部はクラス・チューター制をとっています。 先生が寄り添って個性を伸ばします。 就職先は、一人ひとりに合った進路をあなたと一緒に探します。
大阪常磐会大学短期大学部で学ぶと、どんな就職先がありますか?
保育所(園)、幼稚園や認定こども園で働けるほか、乳児院や児童養護施設などの福祉施設でも働くことができます。
公立と私立の園。
違いは何ですか?
公立の園は、設置者が地方公共団体で職員は公務員。私立の園は、社会福祉・学校・宗教・医療・NPOなどの各種法人や企業が設置・運営します。保育内容は、公立・私立ともに保育指針や教育要領などをもとに実施。また、私立の園については、各園で特色ある保育を行っています。
詳しくはこちら
専門性が高い授業に
ついていけるかな?
授業では、「学生自身が考えたこと」や「表現すること」を大事にするのが大阪常磐会大学短期大学部の特長です。クラス制で、先生との距離も近いので、相談しやすく、教員の研究室にも気軽に出入りしやすい温かい雰囲気があります。
詳しくはこちら